TitaniumのAndroid用モジュールを作る その2 テストの実行

TitaniumのAndroid用モジュールを作る その1の続きです。
公式サイトを厳密に翻訳しているわけではなく、意訳・追加・省略等を行なってます。

組み込みExampleプロジェクトでのテスト

モジュールプロジェクトにexample/app.jsというファイルがあるので、このファイルにコードを書いてantで実行とテストを行うことができます。
exampleフォルダはTitaniumプロジェクトでいうResourcesフォルダに相当するので、テストのために必要なデータファイルや他のコードをここにコピーして使えます。

Android エミュレーターの実行

コマンドラインから実行する場合、モジュールプロジェクトのディレクトリで以下のコマンドを実行します

ant run.emulator

コンソール上でエミュレータの出力が表示されます

eclipseから実行する場合、起動設定を行います

  • build.xmlを右クリックし、「Run As」 > 「Ant Build... 」(2番目のオプション)をクリック
  • 新しい起動設定の設定ウインドウが表示されます
  • 「Check targets to execute」の下の「dist」ターゲットのチェックを外し、「run.emulator」にチェックします
  • 「Launch Configuration」の名前を「run emulator」のような覚えやすい名前に変更します
  • 以下はcalcモジュールの例です


  • 「Apply」をクリックし次に「Run」をクリックして実行します
  • これ以降はメニューの「Run」 > 「External Tools」からか、ツールバーから実行できます

eclipseのConsoleビューでエミュレーターの出力が表示されます

Exampleプロジェクトの実行

エミュレーターが起動したらExampleプロジェクトの実行準備が完了です。

コマンドラインから実行する場合はモジュールプロジェクトのディレクトリで以下のコマンドを実行します

ant run

eclipseから実行する場合、起動設定を行います
前述したものと同じ手順ですが「run.emulator」ターゲットの代わりに「run」ターゲットを使用します。
設定内容を「run calc project」などの覚えやすい名前にします。

トラブルシューティング
エミュレーターが見つからないために「run」ターゲットがタイムアウトした場合は、以下の2つのコマンドでADBサーバーを再起動してください

$ $ANDROID_SDK/tools/adb kill-server
$ $ANDROID_SDK/tools/adb start-server

この時点でExampleプロジェクトの実行に成功していればデフォルトの「hello world」アプリがエミュレーターに表示されます

モジュールとプロキシのAPIについては次回記述します。